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猫はもう飼えないのです。

朝の7時半ごろ、近所の若い奥さんが赤ちゃんを抱いたまま、突然訪れた。
前に家の前で立ち話をしたことがある奥さんで、とても感じのいい人である。
朝早いから、ノーメークだったが、美人は化粧をしてなくてもきれいなんだなと改めて思った。

「猫を飼いませんか?」ということだった。
子猫がボンネットの中に入り込んでいるということで、いかにも困っているという感じだ。
子供がいるから、自分は飼えない。

申し訳ないが飼えないと、断った。
経済的にも、年齢的にも、もう猫は飼えない旨を説明した。

必死さは伝わって、ボンネットから取り出して捨てることもできるだろうが、飼い主を探しているところは好感が持てる。
でも、心を鬼にして断るしかなかった。
たとえ、私に猫を飼える条件が揃っていたとしても、今、高齢の猫たちの中に子猫を入れることはできない。
うちの猫たちのストレスになる。
それは経験済みだ。
穏やかに猫生をおくって、穏やかに老衰で逝かせたいと願っている私にとって、優先順位は私の猫が一番なのだから。


ここに引越してきて、野良猫は見ないと思っていたが、やはりいるんだなと暗澹たる気持ちになった。


一番小さなケージは、いつも猫部屋において置く。
ケージに慣れるように。
いざ、災害などが起きて逃げるときにここに4匹詰め込んで、火事場の馬鹿力を出すつもり。

カンケージ





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