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ファンが逝くまで・・・1

どこまでファンが逝くまでの状態を書けるのか・・・意味不明な部分もあるかと思うが、私が忘れないためにも綴っておく。

8月3日。
ファンは海からの風が一番入り涼しい浴室の床にいつもいたから、ファンがその場で倒れているのに気がついたのは16時半ごろだった。
ファンを見ると、グッタリというより、倒れていたという表現がぴったりで、私は悲鳴を上げた。
すぐに体をさすり、口に息を吹き入れ、ファンの心臓が動いていることを確認した。
そんなことをしなくても、ファンの心臓は止まっていなかったと思う。
ただ、死んでいるようにみえたほど、私が慌てたのだ。
ファンはすでに、自力で立ち上がることができなかった。
すぐに2階の猫部屋に運んだ。
シリンジで水を与えても飲み込んだり、垂れ流したり。
それから、私は覚悟を決めてファンを看取る心の準備をした。
ファンは手を握ると手足を動かしていたが、あきらかに命の火が消えていくように思えた。
その前日、トイレの失敗などしたことのなかったファンが、一度だけ初めて脱衣場の床で失禁していた。
それを片づけながら、もう、お別れの日は近いのだなと思ったが、失禁したのはその日は一度だけで、ご飯も普通に食べた、
3日の朝もいつもと変わらなかった。
ただ、倒れているのを見つけた時は、ウンチが2個、浴室にあった。
とてもいいウンチだった、


動かない体にいら立っているかのように、何度も手足を動かしていて、時間だけが過ぎて行った。
夜中の0時半にウオーと声をあげて四肢を伸ばしたから、それで逝くのかと思ったら心臓が止まっていない。
それから30分後にもう一度同じ状態になったが、やはり心臓は止まらない。
ファンは横たわったまま、こまめに手足だけは動かす。

SN3U0928.jpg

これは8月4日の朝6時ごろ、招き猫のポーズのようなしぐさを繰り返した時の画像。
まだ両手は動いている。
私はずっと泣きながら、ファンにお別れの言葉を繰り返していた。
「ありがとう」とか「大好きだよ」とかの言葉を。
だけどファンの心臓は止まらない。

完全徹夜になったがずっとファンのそばにいた。
ルンの時の後悔ががあるから、私は息を引き取る瞬間にファンのそばにいたいと思ったのだ。
おなかはまったく空かず、眠くもならなかった。
朝9時ころ、完全徹夜のせいなのか、思考力がおかしくなったのか、私は「ファンはまだ死にたくないのだ」と思った。
そうして、ファンちゃん、病院に行こう!と言った。

前に書いたが17時に閉院してしまう病院は家から車で5分ほどで、前にその場所は確認してあった。
夫婦で獣医師だ。
電話を入れると、奥さんが亡くなったばかりで(と言っても亡くなったのは去年の9月)、重体の仔は見ることができないと断られた。
入院もさせられないと言われたので、入院はさせないと言った。
粘ってとにかくみてほしいと言ったら、連れてきていいということになった。
病院に行って先生に会うと、これは無理だと思った。
70代くらいだろうか。
奥さんを亡くされたせいなのか、覇気がなく悲しみの中で暮らしているように見受けられた。
でも、話す言葉に優しさが感じられた。


先生はファンをみて、自分では手に負えないと分かったのだろう。
それでも徹夜と涙で、目が真っ赤になっている私を突き放すこともできなかったのだと思う。
○○○動物病院に行きなさいと言ってくれて、地図を書いてくれた。
それは隣の市にある病院だった。
ここから20分くらいで着くからと言われた。
▲▲▲病院の先生(ランタス以外にインスリンは知らないと言っていた先生)より、はるかにいい先生だからと言われ、私はそこに向かった。

長くなるので続きは明日に。







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