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カンの吐いたものに血が混じっていた。

昨晩11時10分頃、カンが吐いた。
それを片付けるため、テッシュで拭き取ったら、血液が混じっていた。
えええ・・・と仰天。
ルンも吐血したことあって、ルンの時は水分に混じった血そのものを吐いたが、カンの場合はフードに血が薄くあるという感じ。
カンは最近よく吐くので、いつものように、よく見ないで片付けていたら見逃していたかもしれない。
グッタリもしてないし、元気だし病院には電話しなかった。
今朝、病院に連れて行った。
体重は4,6キロ。
もっと体重があると思っていたが、意外だった。
血液検査の結果はどこも異常なし。
レントゲンを撮ってもらったら、胃に何か食べものがあって、それが消化されてなくて下りていないし、便秘気味だと言われた。
猫の腸は人間とは違って、とても短かいそうだ。
便を体温計を使って取り出して検査をしてもらったが、便には異常がなかったが、便そのものが古いものだと言われた。
猫は吐きすぎると血を吐くことがあるとのことで、レントゲン上では異常がないとのことだった。
吐き気止めと整腸剤を与えてくれた。
錠剤をすり鉢みたいなもので叩き潰して擦って、液体を混ぜて、それをシリンジで与えてくれた。
シリンジでの与え方が素早くて、さすがプロ。
カンの喉の奥に流し込んで、吐き出すひまを与えない。
シリンジを使うときはこういう与え方をするのかと、見事なお手本を見せられて、なんだかルンの時にそういうやり方ができなかったな・・・とルンの苦しんでいた姿を思い出して、改めてルンに申し訳ないと思ってしまった。
薬は処方されなかった。

カンが診察台の上に乗っているときに、盛んに口から細かい泡を出していたので、これは何かと聞いたら、猫は緊張したりストレスと感じたりすると、口から泡を出すのだそうだ。
カンは診察台の上で固まっていて、押さえていなくても、動かない。

聴診器をあてると、のどをグルグル慣らしていて、読み取れないと言われた。
先生に、昔は猫が喉を鳴らすと機嫌がいい証拠だと言われていたけれど、今はそればかりではなく、緊張やストレスや不快感でも喉を鳴らすということが分かってきていると言っていた。
聴診器をあてても、そのグルグルで読み取れないので、喉を鳴らしていても聴診器で読み取れるための勉強会を獣医師同士で行ったりしていると言っていた。

考えてみると、カンのウンチをしている姿は見たことがないような気がする。
我が家には5個のトイレをあちこちに置いてあるが、どのトイレでしているのだろう・・・。
カンのウンチの状態を見るために、今度はカンのストーカーになるしかないようだ・・・。
とりあえずは様子を見るということで帰ってきた。

実は今朝は私が一番乗りではなかった。
私が行って、受付を済ませて座っていると、いつもの診察室ではないドアから、若い女の子が泣きながら出てきた。
号泣しているので、ああ・・・亡くなったんだなということが分かった。
私が呼ばれて、少し診察室の中で待っている間、看護師さんに口パクで聞いた。
「ねこ?いぬ?」
「ねこ」
「なんだったの?」
「しきゅうちくのうしょうで、ておくれだったの・・・」

何度か、こういう場面にでくわしたことがあったが、いつかの私自身の姿でもあったので心が痛くなった。
先生も朝から動揺していたのだろう。
受付の用紙にカンと名前を書いたのに、看護師さんが用意したカルテを見ないで、連れてきたのはファンだと思って、「じゃあ、ファンちゃんね」と言った。
「先生、今日はファンじゃなくカンです」と言ったが、獣医師という仕事も、飼い主の涙を見るのも辛いし助けられなかったという思いの辛さもあるだろうし、大変な仕事だなと改めて思った。

SN3U0385.jpg

診察台の上で固まっていて、この状態で動かなかった。

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